草木染体験のレポート&感想
こんにちは。メンバーの佐野です!
5月から、つむぎの館で「自分で染める浴衣草木染体験 咲かせろ!ゆかた花絞り」という体験イベントが開催されます。自分の浴衣を自分で染める事ができる、結城ならではのイベントです。今回は、結いプロメンバーが開催に先駆けて草木染を体験してきました。
あまり親しむ機会の無かった草木染ですが、今回の体験を通して魅力を発見する事ができました。
意外とお手軽にできる「絞り」
「長い反物を少しずつ糸で縛っていく作業は気が遠くなりそうだなあ」と思っていたのですが、実際には、指導してくださった先生が編み出した「シンプルな道具・技法なのに『木漏れ日』のような柄を作る事ができる」方法で絞りを作りました。
どうやって絞るかは、実際に参加してのお楽しみです...。
迷うのが楽しい「色選び」
染料は全部で5色の中から選べます(1色染の場合)。
どの色も魅力的で、サンプルを見てなお迷い続けていました。色によって印象も違うし、「この色ならこんなふうに着ていけるかも!」と、染める前から楽しみが膨らみます。
先生からのアドバイスも頂き、なんとか決定することができました。今回は、私が「マングローブ」、もう一人の結いプロメンバーが「矢車(やしゃ)」、取材に来ていたNHKディレクターさんが「藍」を選びました。
いちばんわくわくする「染色」
布地を染料や媒染液に浸けるタイミングや順番があるようでしたが、先生やスタッフさんのご指導や手助けの下で、きれいに染め上げる事ができました。
染料に布地を浸けたとき、それを媒染液に浸したとき、外に出して空気に触れさせたときと、それぞれに色が変化しながら深みを増していく様を目の当たりにしたときは感動しました!これは是非、体験して実際に見ていただきたいです!
完成です!
染め終わった反物を広げて、完成。3人の作品をご覧ください!
私が「マングローブ」で染めた反物。墨の色に近いこげ茶色で、渋さと暖かさのある色だと思います。
絞りが少し緩かったせいか、「木漏れ日」が若干ストライプに近くなりました。しかしこれはこれで味がある!
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一緒に参加した結いプロメンバーの「矢車」染め。黒ではなく「墨色」といったほうが近いかもしれません。墨色と白のコントラストが印象的で、今回の3色の中では、いちばんシャープなかっこよさを感じました。
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NHKディレクターさんが「藍」で染めた反物。深い青が印象的なのはもちろんですが、藍色になるまで何度も色の変化を繰り返してきたところを見てきたので、他の2色以上に「草木染そのもの」を感じられる色でした。
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浴衣になって手元に届く日が楽しみでなりません。
愛着の沸く一品を作れました
思っていたより簡単!なのに、それぞれに模様の違いが出てきて味わい深い浴衣の反物を作る事ができました(染色が終わった後、浴衣への仕立てを依頼します。約2ヵ月後に完成する予定です)。
また、作業の合間に先生がしてくださった草木染や染料についてのお話はとても興味深く、体験と合わせて「もっと草木染に親しみたい」という気持ちのきっかけとなりました。
実は、今回染めた反物で作ってもらう浴衣が、私の人生初の浴衣です。初めての浴衣を自分で染めた、ということで、(まだ完成はしていませんが)とても愛着の沸く一品になりました。
浴衣男子デビューが待ち遠しいです!